CCCD

カーネーションの新譜がCCCDで出るらしい。なんでもAvexから出るCDは「すべて」CCCDになるということらしい。新譜のみならず、すでに発売されているCDもその対象なんだそうな。ということは、今Avexから出ているデイジー・ワールドのCDもそうなってゆくということかな。今のうちに買っておいたほうがいいかも。

事務所でCDはデータ化してMadiaPlayerで聴く。仕事中に流すには、100連奏CDプレイヤーでは足らないからだ。大量に一度に再生できる方法を二人で模索して、MadiaPlayerという方法に落ち着いた。基本的に国内版のCDをあまり買わないので、CCCDはほぼ無縁だった。

けど、それは突如やって来た。間違ってCCCDを買ってしまったのだ。

Phil Collinsの「Testify」が出たときのことだ。喜び勇んでAmazonで予約購入した。到着して、さっそくPCのCDドライブに盤をおとした。…当然、エラーが起きた。

後日、タワーに行ってアメリカ版の通常盤を購入しなおした。ヨーロッパ版はCCCDだったのに、アメリカ版は通常盤。そこにも違和感を覚えながら、とりあえず買えたので、ほっと胸をなでおろし、MediaPlayerに取り込んでおいた。日本国内版に同封されていた購入者アンケートに苦情を書いて送っておいた。

今、そのCCCDはどうなっているかといえば、リビングに置いてある100連奏CDプレイヤーの中にある。その後、Amazonで買うときは、タイトルの横に[CCCD]って書いてないかどうかをきちんとチェックするようにしている。

私自身、著作物でご飯を食べている立場なので、不正コピーがどんなに困ることかよくわかっている。けど、レコード会社の言い分は、制作者サイドの声を反映したものじゃないこともよくわかる。ということで、旧日記にも書いたけど、もう一度(Blogになったことだし)記しておきます。

どんなに、その「ありかた」を規制しようとも、音楽は「産業」になる前から育まれてきた偉大な文化だ。CDは、その一過程でしかない。CCCDにしても、著作権法改正法律にしても、それを絶望だとは思わない。音楽を楽しむ術を、もっともっとわたしたちは見つけていけばいい。そして、それを実現していけばいいのだから。