「家守綺譚」

家守綺譚

昨夜、「家守綺譚」を惜しみながら読了。
ところどころで泣いてしまいました。
泣くような本ではありません。
梨木さんの優しい視点が折々に感じられて、じーんとしてしまうのです。

こういう本が厚く支持されて、書店で平積みだなんて。
こんなに静かで優しく暖かな文学を受け入れられる日本人の感性も、
まだまだ捨てたものではないなぁ…なーんて
ちょっと偉そうに思ってしまいました。

キレイな日本語の、佇まいのいい一冊でした。