福岡へ
日・月と福岡に行ってきた。
日曜日は、杉山茂丸〜夢野久作〜杉山龍丸と連綿とつづく
杉山家の家長・満丸さんに一日割いていただき、
いろいろ案内をお願いした。
図書館では貴重な資料を見せていただく。
写真は杉山農園跡地。
この地で夢野久作は果樹園を営み、作品を多数書いた。
「当時の面影がまったくなくて…」と満丸さんはおっしゃっていたけれど
跡地は、緑がそれでも色濃く残っている。
穏やかで、美しい風景だった。
翌日の月曜日は、わたしの古巣であるFOXへ運ぶ。
FOXは、わたしがかれこれもう17,8年前に入社した
グラフィックデザイン会社で、当時のメインスタッフがいまもいる。
というか、3人体制でココ何年かずーっと続いている。
社長であるところの遠藤さんが、
「最近、書を始めた」というので、見せてもらうと、
遠藤さんらしい作品がたっくさんあった。
「へぇぇぇぇ〜、コレいいじゃないですか〜〜」と褒めると
「お前だけぜぇ〜、褒めてくれるのは。だーれも理解しよらんと」だそうな。
いい作品だと思うのだけどなぁ〜ということで、勝手に公開。
タイトルは「紫禁城の月」。月という漢字がモチーフになっている。
額を掲げているのが遠藤さん。
私の母と年が4つしか違わないことに今頃になってショックを受けていた。
そのくせ、「君はもう40か?」とかいう。
「違いますよ〜〜、37です」というと「うーそいっちゃいかんぜ〜」って。
何がウソなんだか。
筋の通ったちゃらんぽらんさがたまらん社風である。
FOXの出身でよかったとつくづく思ったひと時。