デザイナーさんは偉い
わけあって、先日NORIちゃんから
CSSというかMovableTypeというかBlogのことを
いろいろ教えてもらいました。
直接作れなくてもいいけど、仕組みくらいはわかっておかないと
いけない事情があったためです。
で、思いました。めんどくさい、めんどくさいよ…。
デザイナーはデザインができるだけじゃ、
もうイメージを形にすることが難しいんだなぁと、
しみじみと思ったわけであります。
イメージを伝えて、誰かわかっている人がそれを汲み取って
表現してくれればいいことなのかもしれないけれど
そんなマッチング、どのくらいの人が実現できるんだろう。
これって、デザインの現場にパソコンが入り込んで以来、
ずっと抱えているジレンマだとは思います。
それにしても、今のグラフィックデザイナーは覚えることが増えているし、
テクニカルな知識を武器にすれば、ある程度デザインのスキルが低くても
世の中を渡ってお金を稼いでいける…という苦い現実もあります。
その逆もしかりで、デザインのスキルがいくらあっても
テクニカルに及べないデザイナーは、どうしても表現に限界があります。
イラストレーターはその辺り、まだ自由度が高いと思います。
表現の方法は何でもいいわけですから。
最終的なアウトプットの段階でデータに落とし込めればいいから
コンピュータは苦手だぁ!って思っても、
Photoshopとスキャナがあればオッケーです。
絵を描くことを投げ出さずに済みます。
デジタル表現とアナログ表現。これはどちらも有効な手段です。
でも、グラフィックデザイナーの方はそうはいかないような気がします。
…なんてことを、ちょっとかじっただけで思い知ったような気がします。
もちろん、言い切ってしまえることばかりではありませんし、
そうではない事例もたくさんあると思います。
世の中は、白と黒の二者択一ではなく、その間には
無限のグラデーションが存在していることは、大前提の話です。
前提に置いたとして、それでも思うのは
自分の表現したいことを自分の力で獲得するために
WEBデザイナーの人たちが日々重ねている努力って
ものスゴイものがあることをつくづく思ったりしました。
Technodelic
Yellow Magic Orchestra
関係ないけどグラデーション→Gradated Greyの収録されてる「テクノデリック」。