死ぬときはひとりぼっち
というタイトルの本を目にしました。レイ・ブラッドベリが作者で、
帯には「黄泉からの旅人」「さよなら、コンスタンス」へと続く、と書かれていました。
3部作らしいこと、長らく絶版の憂き目にあっていたけれど
このたび復刊された旨も書かれてあったような気がします。
(タイトルは、帰宅してから検索しました)
ずっと個展のことがアタマを離れなくて、
絵のモチーフにする小説について、いろいろ考えています。
書店をうろうろして、本を手に取り、戻し、他の本を手に取り…を繰り返して。
そんな途中で目にしたタイトルでした。
ハードカバーなので、持ち帰りが大変と思い、購入は控え、その代わり、文庫を何冊か。
小栗虫太郎、杉本苑子、そして横溝。
虫太郎は、高校生のときに挫折してます。
が、「完全犯罪」の肉感溢れる女性は描いてみたいと思い立ち、
創元推理文庫版を手にしました。巻末の息子さんの「虫太郎伝」にちょっと感動。
杉本苑子は、初めて知った名前だけど、カバー絵がステキだったのと
立ち読みで一気に引き込まれたので即効で決めました。
横溝は、…もう馬鹿みたいなスピードで読んでいます。実際、馬鹿なのかもしれない。
「首」は短編でやっぱ物足らなかったので、「病院坂」にしました。
話を「死ぬときはひとりぼっち」に戻しますが。
内容は読んでないので、まったくわからないけど
わたしは「死」がすごく怖いです。
自分の死ではなくて、自分を取り巻くあらゆる死が怖い、と
ふらふらと書店を彷徨っている間にそう確信したのでした。
個展と関係がない…?
否、否。充分関係の深い発見だなぁと思いました。うひ。
死ぬときはひとりぼっち
レイ・ブラッドベリ 小笠原 豊樹
…えっ。ハードボイルド? そ、そうなのん???