最近よかったCDと本

とんとご無沙汰してしまったので、久しぶりにレビゥなど。

Everybody Loves a Happy Ending
Tears for Fears
B0002M5T34

TFFとしては通産で5枚目か6枚目?(汗)になるけど、
カートが復帰したので、どちらかといえば「The Seeds of Love」の
流れのアルバムという感じです。
やっぱ、ローランドとカート揃ってこそのTFFだったなと思います。

この新作(といっても発売されたのは2004年)、
何度か聴く内に、中毒症状に陥りました。すごくいいです。
そういう点においても、「The seeds of love」の再来だと思いました。
20歳の頃、TFFの「The seeds of love」と
ゴダイゴの「Flower」ばっか聴いてました。中毒でした。

なのに、国内発売されていません。日本のレコ会社、何で出さないかなぁ…。
インポートで買うしかないのです。そこが残念。


横溝正史自伝的随筆集
横溝 正史
404883746X

横溝のおじちゃんが書き残した随筆のアンソロジー集です。
小説とはまた違った語り口。随筆、なかなかいいです。
明治、大正の時代背景を、自身の生い立ちになぞらえて描かれていたり、
「新青年」の時代の思い出など、
横溝ファンじゃなくても充分楽しめると思います。

逆に言えば、横溝フリークにとっては物足りないかもしれません。
「それ知ってるよ!」みたいな話が寄せ集められてるという
厳しい評論もありますし。
ですが、個人的には、「新青年」にまつわる話がたくさん読めて
すごく楽しく読めました。

小栗虫太郎との話、ちょっとほろっときました。