知らないものは書けないし描けない
「星を継ぐもの」(Zガンダムではない)というハードSFを読んでおりまして、
もーこれがムツカシーのなんのって!
言葉が難しい。状況が飲み込めない。
飲み込めないながらも、とりあえずゴリゴリと読み進めておりますと、
なんとなく面白くなってきました。
途中なので、結論はまだわかりませんが、なんつーか。
知らないものは想像が出来ない、と思いました。
人は知ってるものしか書けないし描けない、という話を
いつかどこかで聞いたことがあります。
が、「星を継ぐもの」で出てくる、
過去にも現在にも遺伝子学的に存在し得ない魚(のようなもの)について
わたしは「正確に」想像できませんでした。
だって、見たことないんだもん。
表現力や想像力というのは、経験値のことじゃないかなぁと
「星を継ぐもの」を読んで思いました。
絵が上手いとか文章が長けている、といった才能は、
その経験値をアウトプットする能力がある人のことで、
直接であれ、間接であれ、知る機会を得なかった事項については
書けないし、描けないと思いました。
表現で始終悩んでいますが、
なんつーか、たまたま体験できたことって言うのは
神様(のような存在)が与えてくれた「自然の法則」の一部であって、
それに従ってアウトプットしているに過ぎないのねん。
今日の経験が、明日の表現の蓄えになっている。
「悩む」なんて、もしかしたらおこがましいのかも。
もっと謙虚にならなきゃいかんね。なんちって。