猛暑お見舞い申し上げます

daifuku_sleep2.jpg おあつうございます。
連日、めちゃくちゃな気温です。
体調悪くされた方もいらっしゃると思いますが、
どうぞご自愛ください。
ウチも今年はめずらしくクーラーをフル稼働しています。
温風が一日中外に放出され続けるということです。
クーラーの室外機の温風を
エネルギーに変えられたらいいのに。
だれか発明してください。

室外機で思い出すことが...。

12歳から20歳まで、愛知県の一色町という場所で
暮らしていまして、ここは鰻の養殖日本一の町と、
当時はそう聞いていました。
今も盛んだと思います。
鰻を養う池と書いて「養鰻(ようまん)の池」といいまして、
ビニールハウスが、はてしなく広がっていました。

中学校は、海を埋め立てた、とんでもない高台にあり、
45分かけて自転車通学をしておりました。
そして、その通学路の途中には、養鰻の池が。
20分くらいは、ずっと養鰻の池沿いを走ります。
路は何本かあったけど、養鰻の池のビニールハウスが
全ての路沿いに立ち並んでいて、
どの路を通ろうとも、養鰻の池を通り過ぎずには学校にも行けないし
家にも帰れない。そんな立地条件。

養鰻の池のメリットは、なんといっても冬です。
海から吹き付ける厳しい寒風をさえぎってくれる上、
換気扇からビニールハウスの温まった空気が外に出てくるので
自転車通学の中坊たちは寒さをしのぐことができたのでした。

ところが、夏はこれが罰ゲームと化す。

暑い、とにかく暑い! 風、さえぎりまくり!
そして何より、換気扇からビニールハウスの温まった空気が
外に出てくるので、とにかく生臭い。
ハウスの脇には、鰻の屍骸の山。これもくさい。
生臭い温風。照りつける夏の太陽。
一色の養鰻の池は、今年の猛暑もやっぱり生臭くて暑いのだろうか。
そうに違いない。
屍骸の山は、今年もハウスごとに積まれてたりするのだろうか。
あの温風、エネルギーに転換したらいいのに。

クーラーの室外機の、むお~~んとした温風は、
多感なティーンネイジャーを彩った養鰻の池を思い出すのに
十分な威力があります。
もういいよ。払いのけてもよみがえる、鰻。否、池。

ところで、一色の鰻、今年は関東にもよく出回ってます。
ちょっとうれしい。