Think,Think Unthinkable, Think Again

Future


Newsにも書いた
のですが(最近このパターン多いな......)、ようやく発売となりました。Future(フューチャー)といいます。5冊1,000円です。個人的にはこれが一番気に入っておりまして、なんといっても手帳と一緒に持ち運べるとこがいいです。他のプロジェクトメンバーは「文具」としてノートを捕らえていますが、わたしにとっては「画材」の延長。用途がおそらく大きく違いそうです。

スケジュール管理をするには手帳が必須で、わたしはシステム手帳を使っていますが、ここにラクガキを描くのは非常にしづらい。無地のリフィルも入れてはありますが、実に描きにくいです。絵を描くことに特化したノートというのは必要なのだと思います。その点このノートは実によい。当たり前ですが、システム手帳のようにリングが無いので、作業の妨げにならない。クロッキー帳のように大きなものでは身構えてしまうけど、これはサイズもいい。心置きなくアイデアスケッチを描き込めます。ポストカードサイズというのもポイント高いです。

このFutureを始め、TPN製品群の表紙の絵は、セクションパッド(方眼紙)の裏に描いています。紙を裏返してラフの上に置き、それをライトテーブルの上に置いてラフをすかしながら描いています。セクションパッドを使うのは、ペンのすべりがちょうどよいことと、フリーハンドで描いているので、垂直・水平をとる上でガイドになってくれるからです。

BackTOO

いつもはデジタルで描いていますが、ペン画に限ってはアナログです。「PIN」という安いペンを使用しています。ペン先がすぐに割れるし、潰れて太さが変わったりするけど、このペンが一番描きやすい。ペンを止めるときにインク溜まりが生じにくい、結構早く乾く、安い、どこでも手に入れられる、といった点がメリットです。このペンにとっては、こういうノートのほうが描きやすいので、案外いい組み合わせかも。かも。

ところで、タイトルに持ってきた「Think,Think Unthinkable, Think Again」というのは、このFutureの専用カバー「Back Too」に刻印されているキャッチで「考えてみよう、想いもつかないことを考えてみよう、でも、時には考え直してみよう」という意味です。竹村さんのセンスが冴え渡ったいいキャッチです。人柄もにじみ出てる気がしました。わたしは表紙を描いただけですが、関わってるCOBUさんはじめ、リュウドさんにしてももう頭下がりっぱなしです。

てな感じで、おそらく世界一早いFutureレビュー、でした。(というより「表紙絵の謎に迫る」の回だったかも鴨)

Thinking Power Project >> Future & BackTOO