Mebiusを使ってみた その4

SHARPのノートパソコン「メビウス(Mebius)」モニターレポート第4回です。

最後のお題は、Mebiusの総合的な試用感、といったところでしょうか。新メビウスの「おすすめポイント」についてなのですが、「『ちょっとがっかり・・・』と感じている方は、こんな風に進化したら買い!と思うポイントについてレポートください。」ということだったので(SHARPエライ)、後者の観点で書かせていただきます。

今回のMebiusは、液晶手描きパッドがものすごいウリみたいなのですが、そこがウリでホントにいいのか!?とずっと思っていました。SHARPといえばかつて名機・X68000を生み出した企業。モニターしているこのMebius、初心者向けのエントリー機としてはいいかもしれませんが、SHARPのノートPCがこのMebiusしかない状況です。いつかは「こんな設計思想があるんだよ」といった、メーカーからの熱い声が聞えてくるのでは!?とかなり期待していました。が、届くのは液晶手描きパッドとアドオンジャケットのことばかり。悲しい気持ちになりました。

ノートPCとしてのバランスはいいと思います。キーも打ちやすいですし、上品なキーボードで、ストレスを感じることなく入力作業が楽しくできます。また、スマートメディアも様々な種類に対応して、しかも1つのスロットで各種のメディアが抜き差しできる。これって当然なことかもしれませんが、アタリマエのことがちゃんとできてて好感を持ちました。モチロンこれがウリになるとは思いませんが、メモリを増設することなくストレスなくVistaが動いています。PCとしては合格ラインだと思います。

メビウスのキーボード
Mebiusのキーボードはこんな感じ。

メビウス メディアを刺すところ
メディアはここで抜き差し。

あとは、エントリー機として導入したユーザーさん向けに、アドオンジャケットや液晶手描きパッドはとても楽しくていいと思いますが、2台目、3台目のサブマシンを検討しているユーザーに向けてのウリがほしかった、と本当に思います。ホントはあったんじゃないかなぁ。どうなのでしょうか。いつか開発者インタビューを掲載してほしいです。