今年の誕生日。

Kindle表示画面。

「原著も英英辞書引きながらなら読めるかなぁ」ぽそりとわたしが呟いたのを彼は聞き逃さなかった。

とういうことで、お誕生日にNORIからKindleが贈られた。今は個展の準備もあるから、は、はまらないぞ!と思ってはいるモノの、Amazon.comのIDを設定したら、Webの方でもさっそく反映されているし、1clickでさくっと買えるし、試し読みが出来るしで、非常に危険だ。Kindleのハードの使い勝手は直感的で、右下のトラックポイントをぐりぐり動かすと本文にカーソルが現れ、カーソルが示す単語の意味が下方に表示されるので、シームレスに辞書を引きながら本が読める。これはすごいことだー。うわー!!!

と言いながら、わたし自身は取説やメールを読む程度にしか英語力がないので、まずは何度も翻訳を読み返して頭にたたき込まれている「スローターハウス5」から原著でトライすることにした。この冒頭の書き出しから鳥肌が……。ヴォネガットは英語でもヴォネガットだった(当たり前だけど)。訳文で感じていたヴォネガットの持ち味が、原著でも同じような感じで読めるこの不思議。伊藤典夫さんってすごいなぁと改めて思ったり。