家に帰ればパパとママが待ってる......わけではない
ムーンライダーズが無期限休止宣言をした2011年11月11日以来、もうねー。いやほんとに! ということで、mixi日記から転載します。
わたしが大好きなバンドには、YMOとムーンライダーズとGenesisとSparksと Tears For Fears その他いろいろあるわけですが、ライダーズが休止宣言すると知ったときの衝撃は、多分一生忘れないだろうなぁと思いました。いつでもいてくれると思ってい たのに。
今回は、眼福さんの粋な計らいで、トリビュート展に急遽参加ができて、ほんとに短期間に、仕事のスケジュールをずらしてまで、作品を一点仕上げ た。この経験があって、その間ずーっと、自分自身の人生を振り返るように旧作を聴き、17日のライブに備えて新作も聴き、そして迎えたライブ当日ですよ。 「I can't live without rose」の繰り返しで、涙腺が決壊して、泣きながら歌った。そんなシーンがいくつか。
わたし自身は、これが無期限停止前の最後の生ライダーズになったわけだけど、ほんとにもう悔いがない。活動を停止するときに、これほどまでにいい 状態で、熟れた果実の食べごろを、さあ召し上がれと。歌って踊って酔いつぶれていいよと。そんなふうに言ってくれたバンドなんて、わたしの知る限りでは、 過去にはいなかった。だから幸せだった。
そして、さっきも言及した、トリビュート展の存在がほんとうに大きくて、わたし自身、あの作品にはこれっぽっちも悔いがない。絵の出来/不出来は別の話ですよ。思いの丈を込めて作品が残せたなんて、これまでどのくらいあっただろうか。
良明さんとハクブンさんにはいろいろお世話になったし、これからもいろいろ関わらせて頂くので、トゴル・カンパニーをやってきてよかったと思います。が、ただの一ファンとして、改めて6人の月下騎士団の皆様に御礼を伝えたい。そのためにも、絵を描き続けようと思いました。
花咲く乙女よ休むでない。